良い掲示板の条件とads.txtについて
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良いレンタル掲示板の条件
掲示板を探し始めて一週間ほど経ちました。20ほど借りましたが、良い掲示板の条件がわかってきたので書いていきたいと思います。
探している掲示板の条件
私が探している掲示板の条件は次の通りです。
- 広告の掲載できる
- 機能性に優れている
- デザイン性に優れている
- 柔軟に設定できる(設定項目が多い)
- シンプルでわかりやすい
- 制限機能が充実している
- 自動で撤去されない
- SEOで有利
- 無料である
この全てを満たすレンタル掲示板を探しています。項目は多いですが、それぞれそこまで難しい要求では無いので全て満たすものは見つかると考えています。
トップページのデザイン
探していて気付いたのは、レンタル掲示板サービスのトップページのスマホでのデザインが微妙な場合は掲示板自体もデザインが微妙であるという事です。トップページと掲示板のデザイナーが一緒であればこれは当然ですね。なので、トップページがゴチャゴチャ汚かったり見栄えがよくない場合は借りるまでもなくスルーしても良いと思われます。
SSLに対応しているか
SSL(暗号化)に対応していればhttpsから始まるURLになっています。今の時代、SSLにも対応していない場合、セキュリティに問題があるというより、運営の技術不足だったりやる気の無さが伺えます。よってSSLに対応していないサービスはスルーしても良いでしょう。
更新はされているか
これは一概には言えませんが、一年以上も更新やお知らせの無いサービスは避けた方が無難です。定期的に何かしら更新やお知らせがあるサービスで無いともしもの時に連絡が付かないといった事にもなりかねません。そういったサービスは性能面でも優れているところは皆無なのでスルーで良いでしょう。
サンプルがあるか
レンタル掲示板に限らず、レンタルサービス全般としてサンプルの無いところは良いところはありません。ユーザーの視点に立てばサンプルがあった方が良い事は明白です。なのにサンプルが無いという事は、サービスに自信がない表れか、ユーザー視点で考えられない運営という事になります。これもスルーして良いです。
実際に借りるまでもない
上記のように実際に借りるまでもなくある程度はサービスの質を見極める事が可能です。この時点で半分以上のレンタル掲示板は借りるまでもなく除外する事ができます。とはいえ、私の場合はそれでも借りてみましたが、結果はやはり借りるまでもありませんでした。
広告掲載ができるか
私の場合は、掲示板の収益化が目的ですので広告掲載ができるかどうかが最重要ポイントとなります。そして、できればAdsenseを利用できればと考えています。
ads.txtについて
ads.txtは非常に重要です。知らない人に説明しますと、不正を防止する目的からads.txtというものが存在しています。このads.txtのファイルを設置して中に実際にサイトで掲載する広告の広告IDを記載します。例えば、http://ドメイン.jp/ads.txtといった場所にads.txtが設置されています。
広告代理店はこのads.txtを読み込んで、実際にサイトで掲載されている広告が不正なIDによるもので無い事を確認するわけです。悪意あるユーザーがページ内の広告のIDを改変して収益を奪うといった不正行為が蔓延した事がads.txtの誕生の背景にあります。
例えば、Adsenseではads.txtの設置を推薦はしていますが、けして強制はしていません。ですので、ads.txtを設置しているかどうかはサービス側の判断によるものです。
ads.txtによる問題
ここで問題になってくるのは、ads.txtを設置しているレンタル掲示板に、管理人が広告を設置した場合、ads.txtに広告IDが記されていない為に収益が無効になるという点です。
ads.txtが設置されていなければ問題はありませんが、設置されている場合は要確認です。まずは実際にhttps://(レンタル掲示板のドメイン)/ads.txtにアクセスしてads.txtが設置されているか確認しましょう。
ads.txtに追加してもらえるか
ads.txtが設置されていなければ特に何も気にする必要はありません。もし設置されていたら、ads.txtに広告IDを追加してもらえるかレンタル掲示板の運営に確認する必要があります。
ads.txtが設置されているかどうかは半々といったところです。優れたレンタル掲示板が必ずしも設置されているとは限らず、実際にads.txtにアクセスをして確認した方がよいです。ユーザーの事を考えている運営であればちゃんと追加してくれると思います。
ただ、ads.txtの役割からしてユーザーの要望によって追加していたらセキュリティはザル状態なのです。つまり、不正者が追加を申請してきたら広告収益を横取りされるという事態になります。とはいえ、この日本ではそこまでしてくる不正者は存在している可能性は低いでしょう。ただ、ads.txtの役割上、ユーザーの申請に応じて追加していたらセキュリティ的に意味を成さない、つまりads.txt自体を設置している意味は無いという事になります。
今回のまとめ
優れた掲示板を見つける条件からads.txtについてまでを今回は説明させて頂きました。レンタル掲示板による広告収入を目指す場合はads.txtについて理解する必要があります。
結論としては、ads.txtが設置されていない方が広告収入を目指す借り手にとっては好都合です。しかし、現状としてはads.txtを設置しているサービスが非常に多いです。調べた限りではレンタル掲示板では8割以上が設置しているような状況です。設置していない有名どころのレンタル掲示板はads.txtを知らないのでは無く、ads.txtの事を理解した上で設置していないと考えられます。
ads.txtはユーザーの要望で広告IDを追加したらセキュリティの意味を成さないし、ユーザー要望を拒否するようであればユーザーが利益を得る事ができなくなるしと、どちらにしても何かを犠牲にする仕組みとなっています。
はっきり言ってアドフラウド(広告詐欺師)に狙われるほど広告の売り上げが巨額のサイトじゃなければads.txtなんて不要なんです。なのにAdsenseが推奨するせいで中小サイトまで何も理解しないままどんどん設置する有様になっています。
気に入ったレンタル掲示板にads.txtが設置されていなければ問題ありませんが、もし設置されていたら広告収入に支障をきたす可能性が高いので注意してください。ads.txtが邪魔になるだけでなく、そのレンタル掲示板の運営者はads.txtを理解していない可能性があります。そうなるとads.txtに広告IDを追加してもらう事も難しいかもしれません。ads.txtのあるレンタル掲示板では初期の時点でads.txtに追加可能か確認を取りましょう。
次回からは実際にレンタル掲示板を借りて、設定やレポートなどを書いていければと思います。